原作者の私ですが婚約者は譲っても推しのお義兄様は渡しません!
第47話
昼休み、ロザリンドとアビゲイルは向かい合って特別ランチを食べていた。
特別と名付けられるだけあって、軽いコース仕立てのその料理を注文出来るのは、王族と公爵家のみに許された特権だった。
そんな彼等も普段はこんなランチはしない。
現国王陛下も学生の時は食堂の常連であった。
「これが最初で最後の、特別ランチですねっ」
あえて浮わついた調子で、ロザリンドははしゃいで見せた。
『一緒にランチを』と誘われて、普通に食堂だと思い込んでいた。
まさか、王族専用室で特別ランチだなんて……
僅か2時間前にはこの部屋で。
オスカーとアビゲイルが密談していたとは、想像もしていないロザリンドだった。
特別と名付けられるだけあって、軽いコース仕立てのその料理を注文出来るのは、王族と公爵家のみに許された特権だった。
そんな彼等も普段はこんなランチはしない。
現国王陛下も学生の時は食堂の常連であった。
「これが最初で最後の、特別ランチですねっ」
あえて浮わついた調子で、ロザリンドははしゃいで見せた。
『一緒にランチを』と誘われて、普通に食堂だと思い込んでいた。
まさか、王族専用室で特別ランチだなんて……
僅か2時間前にはこの部屋で。
オスカーとアビゲイルが密談していたとは、想像もしていないロザリンドだった。