原作者の私ですが婚約者は譲っても推しのお義兄様は渡しません!
いきなりの軟禁に、全く状況が分からずイライラしたオスカーの元に現れたのがグレンジャーだった。
今日1日で、あちこちでコルテス兄妹の名前が
口にされていた。
それは昼休みが始まる前には、別棟の魔法科校舎にまで届くほどだった。
そして、放課後。
義妹付きの侍女が校門でわめき散らして、オスカーは何処かに押し込められた、と聞いた。
それで以前、オスカーから借りパクしたペンを利用して転移魔法で彼の元に現れたのだ。
いきなり目の前に現れた友人にクールなオスカーが腰を抜かした。
非常時だとわかっているが、頭上にペンを掲げながら、つい笑ってしまったグレンジャーだ。
「グレンジャー・オルコット、参上!」
「お、おま、お前何で!」
「これが転移魔法です!」
軟禁された事情が全くわかっていないオスカーに。
グレンジャーが手短に、事実と憶測を交えながら語った。
「ロージーが誘拐?」
今日1日で、あちこちでコルテス兄妹の名前が
口にされていた。
それは昼休みが始まる前には、別棟の魔法科校舎にまで届くほどだった。
そして、放課後。
義妹付きの侍女が校門でわめき散らして、オスカーは何処かに押し込められた、と聞いた。
それで以前、オスカーから借りパクしたペンを利用して転移魔法で彼の元に現れたのだ。
いきなり目の前に現れた友人にクールなオスカーが腰を抜かした。
非常時だとわかっているが、頭上にペンを掲げながら、つい笑ってしまったグレンジャーだ。
「グレンジャー・オルコット、参上!」
「お、おま、お前何で!」
「これが転移魔法です!」
軟禁された事情が全くわかっていないオスカーに。
グレンジャーが手短に、事実と憶測を交えながら語った。
「ロージーが誘拐?」