原作者の私ですが婚約者は譲っても推しのお義兄様は渡しません!
「わかった、その事は義父上に申し上げておくよ。
ウェズリーについて君の気持ちを話せるなら、話してくれないかな」
「……もう、彼との婚約は無しにしていただけたら嬉しいです」
ウェズリーは決して悪い人ではないけれど。
ロザリンドを愛していないもの。
彼は、ミシェルに心を捧げたひと。
記憶が戻った今となれば、貴族階級あるあるの
愛のない結婚など真っ平だ。
「その事も伝えていいね?」
オスカーが確認してきたので、ロザリンドはうなづいた。
( バイバイ、ウェズリー。
私はこれから(仮面祭りの夜まで) オスカー義兄様に一筋だから!
あんたなんか、要らないの!)
その後、ロザリンド・オブライエン・コルテス侯爵令嬢とウェズリー・ノース・ラザフォード侯爵令息の婚約は、ラザフォード侯爵令息の有責による破棄が決定された。
そして2ヶ月が過ぎ、ロザリンドは王立貴族学苑に入学した。
コルテス侯爵家の兄妹には共に婚約者が居ない状態となり、それは多くの貴族家門の『狙い目』となった。
ウェズリーについて君の気持ちを話せるなら、話してくれないかな」
「……もう、彼との婚約は無しにしていただけたら嬉しいです」
ウェズリーは決して悪い人ではないけれど。
ロザリンドを愛していないもの。
彼は、ミシェルに心を捧げたひと。
記憶が戻った今となれば、貴族階級あるあるの
愛のない結婚など真っ平だ。
「その事も伝えていいね?」
オスカーが確認してきたので、ロザリンドはうなづいた。
( バイバイ、ウェズリー。
私はこれから(仮面祭りの夜まで) オスカー義兄様に一筋だから!
あんたなんか、要らないの!)
その後、ロザリンド・オブライエン・コルテス侯爵令嬢とウェズリー・ノース・ラザフォード侯爵令息の婚約は、ラザフォード侯爵令息の有責による破棄が決定された。
そして2ヶ月が過ぎ、ロザリンドは王立貴族学苑に入学した。
コルテス侯爵家の兄妹には共に婚約者が居ない状態となり、それは多くの貴族家門の『狙い目』となった。