原作者の私ですが婚約者は譲っても推しのお義兄様は渡しません!
自分でも酷い女だと思う。
だけど私はやはりオスカーをミシェルに取られたくないのだ。
あの食堂での騒動がなければ、複雑な気持ちの
ままオスカーを送り出した、と思う。
だが、実際のミシェルに会ってみて。
自分の思い描いたヒロイン像とはかけはなれた
ミシェルには反発心しか持てなかった。
推しのオスカーがミシェルを抱き締めて愛を囁くなんて、考えたくもなかった。
考え無しにこの世界の人間に、自分が転生者であり、男爵令嬢にとっては雲の上の存在である王太子殿下が恋人になるのだ、とペラペラと話してしまったミシェル。
そんな彼女がオスカーに相応しいなんて認められなかった。
一夜の本当の相手がオスカーだと、ミシェルは知らない。
だから、それを奪っても……
知らないんだから彼女は傷つかないよね?
ロザリンドは無理矢理にでも、そう思い込むことにした。
ヒロインが真の幸せを掴むはずだった物語を続けないこと、を作者が決めたのだ……
罪悪感に苛まれながら。
だけど私はやはりオスカーをミシェルに取られたくないのだ。
あの食堂での騒動がなければ、複雑な気持ちの
ままオスカーを送り出した、と思う。
だが、実際のミシェルに会ってみて。
自分の思い描いたヒロイン像とはかけはなれた
ミシェルには反発心しか持てなかった。
推しのオスカーがミシェルを抱き締めて愛を囁くなんて、考えたくもなかった。
考え無しにこの世界の人間に、自分が転生者であり、男爵令嬢にとっては雲の上の存在である王太子殿下が恋人になるのだ、とペラペラと話してしまったミシェル。
そんな彼女がオスカーに相応しいなんて認められなかった。
一夜の本当の相手がオスカーだと、ミシェルは知らない。
だから、それを奪っても……
知らないんだから彼女は傷つかないよね?
ロザリンドは無理矢理にでも、そう思い込むことにした。
ヒロインが真の幸せを掴むはずだった物語を続けないこと、を作者が決めたのだ……
罪悪感に苛まれながら。