原作者の私ですが婚約者は譲っても推しのお義兄様は渡しません!
第3話
ロザリンドがウェズリーを、痛め付ける算段をしていること等思いもせずに、彼は能天気に話続ける。
「ミシェルは自分がこの世界に転生してきたことに気がついたらしいんだ。
それで本当に自分が結ばれるべき相手が王太子殿下だ、と思い出したんだって」
何をペラペラと話しているの、とロザリンドは理解に苦しんだ。
そこで、冒頭の言葉になった。
「君は転生って、言葉を知っている?」
「て、転生?」
「俺も何言ってるのかわからなくてさ、ミシェルが言うには、俺達が今生きているこの世界は少女マンガの世界なんだって」
「マンガ? 何?」
少女は勿論わかるが、マンガ?
ロザリンドにとって、転生もマンガも初めて聞く言葉だった。
「なんかさ、人物画とか風景画とか、ごっちゃになってて。
小説の挿絵ってあるだろ?
あの小さい絵を繋げて、その絵とセリフで物語を進めていく絵本、みたいなものだって。
コミ、コミックとかも言ってたな……」
「ミシェルは自分がこの世界に転生してきたことに気がついたらしいんだ。
それで本当に自分が結ばれるべき相手が王太子殿下だ、と思い出したんだって」
何をペラペラと話しているの、とロザリンドは理解に苦しんだ。
そこで、冒頭の言葉になった。
「君は転生って、言葉を知っている?」
「て、転生?」
「俺も何言ってるのかわからなくてさ、ミシェルが言うには、俺達が今生きているこの世界は少女マンガの世界なんだって」
「マンガ? 何?」
少女は勿論わかるが、マンガ?
ロザリンドにとって、転生もマンガも初めて聞く言葉だった。
「なんかさ、人物画とか風景画とか、ごっちゃになってて。
小説の挿絵ってあるだろ?
あの小さい絵を繋げて、その絵とセリフで物語を進めていく絵本、みたいなものだって。
コミ、コミックとかも言ってたな……」