嘘も孤独も全部まとめて
「ちょっ…全裸っ!」


当たり前だけど、何も身につけていない因幡さんがそこに居て。


「そんなの、お前もだろ」


「わーっ!見んな、バカーッ!!」


慌てて胸を隠し、部屋に逃げ帰る。


……見え…ちゃっ…た…。


何度だって見てきた男の体。

珍しくとも何ともないのに、因幡さんの体を見た瞬間…何とも言えない恥ずかしさが込み上げてきて、直視することができなかった。


それに見られたし…。


因幡さんの言葉で何も着ていないことを思い出した。
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