嘘も孤独も全部まとめて
「体は充分大人だって言ったじゃん。あたし色んなことしてきたから、自慢じゃないけどテクは結構ある方だと思うし」


心は寂しくても埋め方が分からない。

だけど、体ならすぐに誰とでも繋がれる。


「俺は、お前と違って好きじゃないとできねーよ」


「……そっか…」


断られたのに、なぜかホッとして因幡さんの胸に顔を埋めた。


「ってか、抱き着きたいならとりあえず服着ろ」


「えーっ。別に今更いいじゃん。下着つけないまま服着んの気持ち悪いし。それなら何にも着ない方が楽」


「裸族かお前は…」


ブチブチ文句を言いながらも、あたしが引っ付いていることを許してくれる。
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