嘘も孤独も全部まとめて
「何だよ。キャラ変?そんな可愛いキャラじゃなかっただろ」


「───っ…」


手首を掴まれ、壁に押し付けられる。


「俺の股間に手を伸ばしてきたの誰だっけ?それとも、今日はそういう設定?」


「やっ……、マジ無理…」


顔が近付いてくるのが気持ち悪い。


「興奮してんの?ノーブラだからめちゃくちゃ分かるし」


反対の手で服の上から胸の先端を摘ままれ、全身に鳥肌が立つ。


誰か、助けてっ!


こんなに人通りの多い朝なのに、皆あたし達を遠巻きに見ながら通り過ぎていくだけ。
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