嘘も孤独も全部まとめて
※※※



「ちょっ…暴れるな。落ちるだろ」


「だって、狭いんだもん」


「しょうがないだろ。シングルなんだからっ!」


ベッドに二人。

因幡さんの腕に抱かれ、何度もキスをする。


「杏里紗」


「ん?」


「も一回…いい?」


「え…」


因幡さんって、体力オバケ…?


散々求められて疲れ果て、もうこのまま寝落ちそうな状態なのに因幡さんはまだまだ元気らしい。


「も…無理…」


半分寝ぼけながら返事をする。
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