嘘も孤独も全部まとめて
「とりあえず、もう寝ろ。お子様がいつまでも夜更かししてんじゃねーよ」


言われて時計を探した。

壁にシンプルな時計が掛かっている。

時刻は深夜二時だ。


「どこで寝たらいいの?」


ここにはベッドが一つしかない。


「そこのベッドで寝ろ。俺は床で寝る」


は?マジ?

本当に何もしないつもり?

ご飯も食べられるし、お風呂も入れるし、何もしなくていい。

めちゃくちゃ楽じゃん。

ま…でも、何かコイツ只者じゃない気がするし、早めに違う男(さが)そ。


言われた通りベッドに横になると、突然眠気が襲ってきてそのまま眠りについた。
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