嘘も孤独も全部まとめて
「自分、刑事のエキスパートを目指したいんで、人に誇れるものを身につけたいです!」
「死体の検視が、人に…誇れる?いやいやいや、警察官が事件のこと一般人に誇ったらアカンやろ。守秘義務あるんやし」
「いや、まー気持ちは分からんこともない」
引き気味の戸田には悪いが、男としては子供の憧れのヒーローになれるんだから、これ以上の幸せはない。
ただ、他人からは見えにくい部分に苦労があるだけで。
「因幡さんまで!」
「俺達公僕は、他人に感謝されてなんぼだからな」
「そうですけど…。理不尽なこと言われる方が多い気がします」
唇を尖らせる戸田。
そこは確かに何とかしてほしい。
「死体の検視が、人に…誇れる?いやいやいや、警察官が事件のこと一般人に誇ったらアカンやろ。守秘義務あるんやし」
「いや、まー気持ちは分からんこともない」
引き気味の戸田には悪いが、男としては子供の憧れのヒーローになれるんだから、これ以上の幸せはない。
ただ、他人からは見えにくい部分に苦労があるだけで。
「因幡さんまで!」
「俺達公僕は、他人に感謝されてなんぼだからな」
「そうですけど…。理不尽なこと言われる方が多い気がします」
唇を尖らせる戸田。
そこは確かに何とかしてほしい。