嘘も孤独も全部まとめて
※※※
「おはようございます」
「おはよう」
出勤すると、いつものように戸田が雑巾で机を拭いている。
「因幡さん、今日も随分疲れてますね」
「昨日の張り込み、結局外れだった。朝まで待ってたけど何も収穫なしだ」
「あぁ、それで栄養ドリンクですか」
机の上に置いた瓶を見て、大きく頷いた。
「岡本は?」
「まだ来てませんよ。昨日は一緒だったんですよね」
「アイツ、一番下っ端のくせに…」
「別にいいですよ。言っても私と岡本くん一歳しか違いませんし」
「いや…そういう問題じゃないだろ」
基本的に係では一番下っ端が雑用をすることになっている。
「おはようございます」
「おはよう」
出勤すると、いつものように戸田が雑巾で机を拭いている。
「因幡さん、今日も随分疲れてますね」
「昨日の張り込み、結局外れだった。朝まで待ってたけど何も収穫なしだ」
「あぁ、それで栄養ドリンクですか」
机の上に置いた瓶を見て、大きく頷いた。
「岡本は?」
「まだ来てませんよ。昨日は一緒だったんですよね」
「アイツ、一番下っ端のくせに…」
「別にいいですよ。言っても私と岡本くん一歳しか違いませんし」
「いや…そういう問題じゃないだろ」
基本的に係では一番下っ端が雑用をすることになっている。