恋を教えて
3月1日。
今日は卒業式。
3年間通った学び舎とも、今日でお別れ。
『卒業生のお見送りの時間です』
在校生や先生達が私たちを見送りに出てくれてる・・。
担任に早く行けよーとどやされながら、校庭に出る。
たくさんの在校生と教師達がいて、あちこちで涙を流している子も。
「渚沙先輩、卒業おめでとうございます。」
「先輩、卒業してからもたまには顔出して下さいね。」
部活の後輩達が声を掛けながら、花束を渡してくれる。
「ありがとう、これからも頑張ってね」
後輩達に別れを告げ、私はある人のところを目指す。
「先生」
この一年、見つめ続けた先生の元へ行く。
「先生、今までありがと」
そう言うと私は先生にちょっとちょっと、と手招きして顔を近づけてもらう。
「先生、大好き」
周りに聞こえないように小さい声で先生の耳に囁く。
先生はビックリした顔で私を見た。
すると、先生は急に顔を近づけてこう言った。
「俺も」
今日は卒業式。
3年間通った学び舎とも、今日でお別れ。
『卒業生のお見送りの時間です』
在校生や先生達が私たちを見送りに出てくれてる・・。
担任に早く行けよーとどやされながら、校庭に出る。
たくさんの在校生と教師達がいて、あちこちで涙を流している子も。
「渚沙先輩、卒業おめでとうございます。」
「先輩、卒業してからもたまには顔出して下さいね。」
部活の後輩達が声を掛けながら、花束を渡してくれる。
「ありがとう、これからも頑張ってね」
後輩達に別れを告げ、私はある人のところを目指す。
「先生」
この一年、見つめ続けた先生の元へ行く。
「先生、今までありがと」
そう言うと私は先生にちょっとちょっと、と手招きして顔を近づけてもらう。
「先生、大好き」
周りに聞こえないように小さい声で先生の耳に囁く。
先生はビックリした顔で私を見た。
すると、先生は急に顔を近づけてこう言った。
「俺も」