キスのその後に
「なぁ、今ってもう朝?」
圭介が真由の耳たぶにキスをする。そこから首筋へと移動していく。

「…わかんない。」

体の奥の方からじわじわと興奮が湧き上がってくる。

「こっち向いて。」
真由が顔を向けると、圭介が覆いかぶさるように唇にキスをしてきた。

そのままベッドに倒れ込む。

「ねぇ、私お茶飲みたいんだけど。」
真由は圭介を見上げながら言った。

「後にして。」
圭介は、キスをやめない。

まぶた、頬、耳、首筋、鎖骨、胸。
圭介の唇が真由の体をなぞっていく。

脳みそがとろけそうだ。
ダメな人間になってしまいそう。

「真由、好き。」
「私も。」

「この体、俺だけのものにしたい。」

甘い。
甘すぎる。

彼氏とは絶対に味わえないこの感覚。

今はこの感覚に溺れていたい。
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