スパダリ御曹司に年下看板娘は、溺愛で包囲されました。


「……すみません、少し行ってきていいですか?」

「あぁ、もちろんだよ」

「じゃあ、少しお待ちください」


 それだけ言って私は裏手口のドアを開けて外に出ると目の前には茶畑が広がっている。この茶畑は、ご先祖様が昭和初期に土地を買い大事に大事に育てて管理をしてきたもので今も大切に育てている。

 少し前までは茶畑がたくさんあったが、やめてしまう人が増えたために今茶畑があるのはうちだけだ。


< 15 / 49 >

この作品をシェア

pagetop