スパダリ御曹司に年下看板娘は、溺愛で包囲されました。


「おじいちゃん、どうしたの?」

「今から中刈りするんだが、手伝ってくれないかい?」

「うん。わかった。でも今、お客さんが来てるからその人が帰ってからでもいい?」

「客か、貴重だからなちゃんと売り込んでこい」


 おじいちゃんは、はっはっはっと笑うと肩をぽんぽんと叩き茶畑の奥に行ってしまった。なので私はまた店内に戻る。


「お待たせしました……すみません」

「いや、茶畑があるの?」

「はい。ここの商品は茶畑で収穫して製茶してから茶葉にしているので」

「へぇ! うん、決めた」


 御縁さんは急に立ち上がると「また、来るよ」といつものセリフを言って帰って行った。

 


 
 
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