スパダリ御曹司に年下看板娘は、溺愛で包囲されました。


「……あら、御縁さん。いらっしゃい」

「はい。お邪魔しています……今、お嬢様に求婚をさせていただいていまして」

「そうなのね、お邪魔してごめんなさいね」


 祖母と彼はとても仲が良さそうに会話していて気付いたら祖父が会話に加わった。


「純鈴、御縁さんはいい人よ。私たちは最初反対したのだけど、あなたのことどれだけ愛しているのかを力説されてね。それに毎日来てくださったの。純鈴ちゃんも今は恋愛感情はないかもしれないけど、だんだん情が湧いてくると思うわ」

 と、言ってニコニコしたおばあちゃん。

「そうだな、儂とばあさんもそうだったしなぁ……あの時のばあさんはべっぴんさんでなぁ」

 と、懐かしむようにおじいちゃん。


 それにおばあちゃんは照れて「やだわねぇ、孫と孫の旦那様の前なのに!」と言っていて、私と御縁さんはもう結婚する前提で進んでる!?


< 21 / 49 >

この作品をシェア

pagetop