スパダリ御曹司に年下看板娘は、溺愛で包囲されました。


「だからね、純鈴ちゃん。結婚は勢いよ? こんないい男はこれから先見つからないと思うわ!」


 私、外堀を埋められてます……?


「純鈴さん。俺と結婚してください」


 御縁さんと目が合い、見つめられる。だけどおばあちゃんが言う通りこんな完璧な男性には出会えない気がする。

 それにこの人と結婚をすれば、畑にあるものも無駄にならない。


「……御縁さん、よろしくお願いします」

 私はそう答えると、御縁さんとおばあちゃんたちに婚姻届今から書きましょうと言われボールペンを渡された。三人に見守られる形で私は婚姻届を記入した。



 
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