スパダリ御曹司に年下看板娘は、溺愛で包囲されました。
「……っ綺麗だよ、純鈴ちゃん」
「興祐さんも、素敵です……すごくかっこいいです」
本当にこの人が私の旦那様なんて信じられない。
絵本とかに出てきそうな王子様みたいだもん、本当に。
「ありがとう、純鈴ちゃん。やはりそのドレスを選んでよかった。本当によく似合ってる」
興祐さんは「写真撮っていい?」と言い、私が了承する前にもうスマホをこちらに向けてパシャパシャと撮影している。
確かにこのドレスはドレス全体に繊細な感じのリバーレースがあしらわれていてイノセントな雰囲気を際立たせていてとても綺麗で可愛い。これは、興祐さんがオーダーメイドをしてくださったものだ。
「御縁様、お時間がまいりましたので……」
彼に見惚れているとスタッフに声をかけられてしまい興祐さんは先に退室し、私はおじいちゃんと一緒に会場のドアの前までスタッフさんと一緒に向かった。