スパダリ御曹司に年下看板娘は、溺愛で包囲されました。



 二人でお茶を飲み少しソファでくつろいでいたらうとうとしてしまったらしく眠ってしまった。目が覚めると外は薄暗くなっていてもう十八時過ぎだ。


「おはよ、純鈴ちゃん。よく眠れたかな?」

「えっ、あ、はい……すみません。寝てしまって」


 うぅ……寝ちゃうなんて私ったらなんてことを……


「今日一日気を張っていたと思うし疲れたんだよ。俺も少し寝てしまったしね」

「そうなんですか……」

「うん。十九時に予約してあるからゆっくり支度しようか」


 興祐さんは優しくそう言うと、立ち上がった。私も服を着替えようと持ってきたカバンを開ける。

 今着ているのは普段着でカジュアル系の服だ。ここのホテルのレストランには全く合っていないし、そもそもドレスコードがある。


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