スパダリ御曹司に年下看板娘は、溺愛で包囲されました。


 食事が終わり二十時半ごろに私たちはホテルの部屋に戻ってきた。部屋に入り鍵を掛けると興祐さんは唇を塞いだ。


「……んんっ」


 結婚式の誓いのキスのような軽く触れるようなキスではない、大人がするようなキスに私は戸惑って息ができなくなりそうになり彼の胸板をトントンと叩いて押す。
 だが、それがいけなかったのか何かのスイッチを押してしまったのか先ほどより濃厚で食べるようなキスをされる。

 角度を変えられて重なる唇にもう何が何だかわからず、だけど興祐さんのキスに応えたくて息苦しい中続けた。


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