スパダリ御曹司に年下看板娘は、溺愛で包囲されました。
◇◇◇
(興祐side)
「……どーしよ」
「まだ、引きずってるんですか?」
俺のどうしようもない呟きに根本が反応した。今は昼休み時間になり、俺はご飯を食べながらため息をついていた。
「今の姿を奥さんに見せてあげたいわ」
「や、やめてくれ」
「……三十五になるおじさんが、十八歳の若妻にかっこいい姿を見せたくて余裕の顔をするけど本当はヘタレだなんてな」