兄の好きな人 第一部
「意味わからねぇし」



「私広瀬君になら利用されてもいいよ…」





「…なんでそんなこと簡単に言えるんだよ」





「簡単になんか言ってないっ!」









西田は声をあらげた。







「好きなの…。
ほんとにほんとに…」






こいつ泣いてんのか?




なんで俺なんかのことで泣いてんだよ






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