兄の好きな人 第一部
バタバタ…







裕子は自分の部屋に走っていった










一人になった俺は





その場から動けなかった







まだ温もりが残るソファ





俺が脱ぎ散らかした服





俺…





なんてことしちゃったんだろう







裕子に嫌われた






嫌われた








ついさっきまで俺のこと





大好きって笑いながらいってくれてたのに







もう




時間は戻らない






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