兄の好きな人 第一部
三年間ミスター東校は初めてのことらしい





別にどうだっていいんだけど





俺は人を掻き分けて
図書室に向かった






ここは本の展示がしてあるだけで




人は誰もいない








やっと静かになった







俺は席に腰をおろした







「もう何日裕子と口きいてないんだろう…」





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