兄の好きな人 第一部
モグモグ…







「あ。裕子…口にクリームついてるよ」





「ぇ。どこ?ここ?」




「違うよ。
ここ…」







俺は裕子の唇に手を伸ばして
クリームをぬぐった






「っ」








裕子は顔を赤くして
少し椅子をひいた









ケーキを急いで食べ終えようとしている






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