兄の好きな人 第一部
このまま…





時間が過ぎるのを俺は待つしかないんだ






裕子の思いでの中に少しでも綺麗でいるためには







俺が犯してしまった罪はきえない













「裕子。明日から学校一緒にいってあげなさいね。まだ松葉杖なんだから」






「うん」






「大丈夫だって。そんな…」






「いいの。お兄ちゃん。一緒にいこ」







< 244 / 276 >

この作品をシェア

pagetop