兄の好きな人 第一部
「お兄ちゃん…」







夕飯を食べ終わって部屋に戻る途中裕子に声をかけられた






「ん?どした…?」








「その…。春には…あっちにいっちゃうんだよね?」







裕子は顔を伏せながら話していた






「…。大丈夫だから裕子。
裕子を俺はもう苦しませないよ。





春からは…
もうさよならだな」








最後の方





声になってなかったような気がする






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