兄の好きな人 第一部
俺は
裕子を抱き締めた
「あ…。お兄ちゃん…」
「ごめん…。少しだけ…このままでいさせて…」
俺の胸にすっぽりおさまる小さい体
俺の大好きな裕子の香り
サラサラの長い髪
好きだ
好きだ好きだ好きだ
「裕子…。
好きだ…。好きだよ。
小さい頃からずっと…。
裕子だけを見てきた…。
俺…裕子の為なら
死んだっていいよ」
裕子を抱き締めた
「あ…。お兄ちゃん…」
「ごめん…。少しだけ…このままでいさせて…」
俺の胸にすっぽりおさまる小さい体
俺の大好きな裕子の香り
サラサラの長い髪
好きだ
好きだ好きだ好きだ
「裕子…。
好きだ…。好きだよ。
小さい頃からずっと…。
裕子だけを見てきた…。
俺…裕子の為なら
死んだっていいよ」