兄の好きな人 第一部
「あはははっ。」






裕子の可愛い声が耳に響く






心臓の音聞こえてしまうんじゃないだろうか






「…」






俺は両腕を後ろに回して握りしめ



自分で自分を拘束した。






こうでもしないと




裕子に何をするかわからない。








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