兄の好きな人 第一部
「そこは…ここにこれを当てはめれば」





「うん…。んん?」






「ゆっくりでいいから」






「うん。お兄ちゃんいつも長い時間付き合わせちゃってごめんね」





「んなの気にしないでいいよ。教えるのも勉強になるし」





裕子とこんなにくっついていられるし。

風呂あがりの裕子からはすごくいい匂いがする。

優しくて甘い香り…。




抱き締めたくなる。
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