兄の好きな人 第一部
「あっ。おはようっ。達也…」







裕子が頬を赤らめて




その男に挨拶をしていた。








誰?



こいつ…






「今日俺ら日直だろ。早く行こうぜ」






「うんっ。じゃぁお兄ちゃんまたねっ」











二人は一緒に下箱まで歩いていった。








俺はただそれを見ているしか出来なかった。






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