兄の好きな人 第一部
「スー…スー…」










「あら。裕子ったら寝ちゃったの?
裕也悪いけど部屋まで運んでくれる?」





「うん」








裕也の柔らかい体を抱き上げる。





あったかい…




ふわふわ。






ゆっくりゆっくり階段を登る。







昔は一緒のような体だったのになぁ…。




こんなに女の身体になっちまったんだな。






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