兄の好きな人 第一部
なにもかもどうでもいい






裕子が…俺をみてくれないなら…








「おい。大丈夫かよ。なんか目も赤いぞ」





「あぁ…。昨日あんま寝てないから。
たいしたことないし」





俺は自分の席についた。








「広瀬君っ。今日…一緒に帰らない?」






「…」






またこの女。

西田美和。





全然へこたれねぇな。






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