兄の好きな人 第一部
「お兄ちゃん。コーヒー持ってきたょ」





「ありがと」





コトン





裕子が俺のノートを覗きこんできた





「すごいねぇ。何が何だかさっぱりわからないよぉ。



お兄ちゃんこの前の全国模試かなり上位だったんでしょ?




絶対T大学も受かるょぉ。




…そしたら寂しくなっちゃうなぁ」







裕子…




可愛いな。



俺のことそんなに慕ってくれて嬉しい。



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