兄の好きな人 第一部
「まだわからないよ。



ごめん。もうちょっと頑張りたいから一人にしてもらってもいい?」




「あっ。ごめんね。
お邪魔しましたっ」






バタン











裕子が出ていった部屋は


気温が一気に下がったみたいに




寒くて





寂しかった











俺は何がしたいんだろう





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