兄の好きな人 第一部
「広瀬君」
放課後図書館でまた西田美和に声をかけられた
「何」
「隣いい?」
「…勝手にしたら」
「妹さんに彼氏できたみたいだね。
だから元気ないんだ?」
「…別に」
こいつに俺の気持ちなんかわかるわけない
「そんなに可愛がってるんだ。
やっぱり優しいね広瀬君…。
好きだなぁ…」
放課後図書館でまた西田美和に声をかけられた
「何」
「隣いい?」
「…勝手にしたら」
「妹さんに彼氏できたみたいだね。
だから元気ないんだ?」
「…別に」
こいつに俺の気持ちなんかわかるわけない
「そんなに可愛がってるんだ。
やっぱり優しいね広瀬君…。
好きだなぁ…」