兄の好きな人 第一部
「お兄ちゃん…?どしたの?」





考えこんでしまっていた


裕子が心配そうに俺を見る






「何でもないよ。



お似合いだなお前ら」




「えぇっ。そんなことないょぉ」




裕子は赤面しながら達也をみる






あ…その顔





俺がずっと見たかった女の顔




色っぽくて





可愛くて






俺といるときにはしない顔





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