涙―RUI―

夜明け。

私たちは、ひとつになった。




すごく幸せで涙が出た。








もしかしたら、私たちは二人でひとつだったのかもしれないな。
だから、こんなにも嬉しいのかな??幸せなのかな??







「おはよう。体、大丈夫??」

ヨウが私に問いかける。
幸せそうな、でも、ちょっぴり照れた、恥ずかしそうな笑顔で。







「うん、大丈夫だよ」

大好きな人の腕枕にドキドキしながら答える。










初めての経験をしたこの日、
大人になったこの日の夜明けを、私はきっと忘れないでしょう。
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