涙―RUI―
第四章 別離-BETSURI-

夢の中。

こんなに幸せだと思ったことはなかった。









でも、
…こんなに失うのが怖いのも初めてだった。






私たちは、ずっと、ずっと、同じ道を歩いていくと思ってた。




ヨウも思ってくれてたんだよね??





人生で、こんなに何かを憎んだのは初めてだった。
きっと最初で最後だと思う。












だって、
だって、


こんな悲しみをもう一度味わったら、













私、生きてなんかいられないと思うから…
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