【短編】もっと俺のことかまって
そんなそっけない先生に我慢の限界だった俺は、一度保健室を出て、扉にかかっている"保健室にいます”の札を”ただ今不在中”に裏返した。
そしてまた保健室に入り、ガチャっと鍵を閉めると、先生がその音に気づいてこっちを見た。
「帰るんじゃなかったの?」
「帰ってほしかった?」
「いや、別にどっ…」
先生が喋ってる途中だったけどもう限界。
先生の首筋に手を添えてまた唇を奪う。