『セーラー服を脱いだら、キミは…』スカートが捲れた、その時ボクは… 番外編
いつものように理央を駅まで送った


いつもみたいに会話は弾まなかった


理央の手はいつもみたいに
ボクの手に絡んでくる


それも虚しくなる


ホント、ごめん

こんなカレシで


「ねー、武頼…」


「ん…なに?」


「さっき、めっちゃドキドキした」


「そ、そぉ…?」


さっき…とは?

どの辺?


理央はボクを励まそうとしてくれてるのかな?


「なんだ…私だけか…」


理央を見たら
めっちゃかわいかった


「ボクは…
ボクは、いつもドキドキしてる
理央がかわいくて…
理央が好きで…
この距離感とか…
目が合ったりすると
耐えられないくらいドキドキする」


繋いでる手に汗をかく


こんな様子なのに
理央とヤルとかやっぱり無理だった


「ふーん…」


理央、さすがに引いたかな?


今日はもぉダメダメだ

早く寝よう
いや…寝れないかもしれない


「武頼って
私のこと…相当好きなんだね!」


「え…うん…好きだよ…」


「ハハハ…私も大好き♡」


「え…えっと…」


「クリスマス楽しみにしてるね
ふたりで過ごそうね♡」


「え…うん…」
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