雨宮課長に甘えたい【2022.12.3番外編完結】
「私の方こそ……すみませんでした」
口にした途端、ポロポロと涙が流れる。
昨夜、さんざん泣いたのに。
「中島さん」
雨宮課長の困ったような声がする。
顔を上げられない。
車が走り出した。
でも、すぐに停車する気配があった。
窓の外を見ると、路肩に停車していた。
どうしたのだろうと思った時、ふんわりと甘い匂いに包まれる。
それから硬い胸と、背中に回された逞しい腕を感じる。
雨宮課長の腕の中にいるんだと思った時、かすれ気味な低い声がした。
「今日はハンカチがないから、俺の胸で泣いて」
俺の胸で泣いてなんて、キザだ。
でも、課長はいつだって優しい。優しさの塊みたいな人だ。
顔を上げると、至近距離で課長と目が合う。
課長が好き。
大好き。
もう気持ちを抑えられない。
次の瞬間、私から課長の唇を奪った。
口にした途端、ポロポロと涙が流れる。
昨夜、さんざん泣いたのに。
「中島さん」
雨宮課長の困ったような声がする。
顔を上げられない。
車が走り出した。
でも、すぐに停車する気配があった。
窓の外を見ると、路肩に停車していた。
どうしたのだろうと思った時、ふんわりと甘い匂いに包まれる。
それから硬い胸と、背中に回された逞しい腕を感じる。
雨宮課長の腕の中にいるんだと思った時、かすれ気味な低い声がした。
「今日はハンカチがないから、俺の胸で泣いて」
俺の胸で泣いてなんて、キザだ。
でも、課長はいつだって優しい。優しさの塊みたいな人だ。
顔を上げると、至近距離で課長と目が合う。
課長が好き。
大好き。
もう気持ちを抑えられない。
次の瞬間、私から課長の唇を奪った。