雨宮課長に甘えたい【2022.12.3番外編完結】
玄関ドアを開けると、「おじゃまします」と言って雨宮課長が部屋に上がる。
二週間前に雨宮課長が来た日から、いつ来てもらってもいいように部屋は綺麗にしてあった。
まさか本当に来てくれるとは思わなかったけど。
廊下を進んで、ドアを開けて、ダイニングキッチンの電気を点けると、後ろから雨宮課長に抱きしめられた。
「奈々ちゃん……」
色っぽく囁かれてドキッとする。
振り向くと、唇が重なった。
私を求める唇は激しい。
私の唇の全てを食べ尽くすようなキスに窒息しそうになる。
こんなに求められた事はない。
激しいキスは私の事を好きだと言っているみたいで、胸が締め付けられる。
気づいたらソファに横になって課長とキスをしていた。
体が熱い。このまま課長に抱かれたい。
だけど……。
「あの、課長、今日はここまでで」
蕩けそうになる理性を総動員して、課長の唇から離れた。
「ごめん。つい」
課長が気まずそうな笑みを浮かべる。
「すみません。実は生理が来てしまって」
眼鏡越しの瞳が戸惑ったように揺れた。
「ごめん! 奈々ちゃん、お腹痛い? 温かい飲み物でも作ろうか」
生理の事、がっかりされると思ったら、いきなり課長が心配し始めて驚いた。
二週間前に雨宮課長が来た日から、いつ来てもらってもいいように部屋は綺麗にしてあった。
まさか本当に来てくれるとは思わなかったけど。
廊下を進んで、ドアを開けて、ダイニングキッチンの電気を点けると、後ろから雨宮課長に抱きしめられた。
「奈々ちゃん……」
色っぽく囁かれてドキッとする。
振り向くと、唇が重なった。
私を求める唇は激しい。
私の唇の全てを食べ尽くすようなキスに窒息しそうになる。
こんなに求められた事はない。
激しいキスは私の事を好きだと言っているみたいで、胸が締め付けられる。
気づいたらソファに横になって課長とキスをしていた。
体が熱い。このまま課長に抱かれたい。
だけど……。
「あの、課長、今日はここまでで」
蕩けそうになる理性を総動員して、課長の唇から離れた。
「ごめん。つい」
課長が気まずそうな笑みを浮かべる。
「すみません。実は生理が来てしまって」
眼鏡越しの瞳が戸惑ったように揺れた。
「ごめん! 奈々ちゃん、お腹痛い? 温かい飲み物でも作ろうか」
生理の事、がっかりされると思ったら、いきなり課長が心配し始めて驚いた。