雨宮課長に甘えたい【2022.12.3番外編完結】
「俺にドキドキしてくれているんだ」
さっきよりも弾んだ低い声が耳を掠める。
改めて言われると、恥ずかしい事を言ってしまったような……。
「はい、まあ、そうです」
「そうか。そうなんだ」
なんか雨宮課長が急にご機嫌になった。
そんな課長がちょっぴり可愛い。
「奈々ちゃん、少しだけいい?」
「えっ、はい」
何の事かわからないけど、頷いた。すると雨宮課長がスーツ姿のままいきなり横になって、私の膝の上に頭を置く。
これって……膝枕……。
私よりも七歳年上で、会社の上司で、同居人で、いつも私の心配ばかりしている、しっかり者の雨宮課長が、子どもみたいに私の膝で膝枕をしている。
なんて、無防備な姿なんだろう。
なんか胸がキュンとする。
「石鹸の匂いがする。奈々ちゃん、お風呂上がり?」
横になったままの雨宮課長が私を見上げる。
「はい。今、出た所で」
「一緒に入りたかったな」
えっ……。
さっきよりも弾んだ低い声が耳を掠める。
改めて言われると、恥ずかしい事を言ってしまったような……。
「はい、まあ、そうです」
「そうか。そうなんだ」
なんか雨宮課長が急にご機嫌になった。
そんな課長がちょっぴり可愛い。
「奈々ちゃん、少しだけいい?」
「えっ、はい」
何の事かわからないけど、頷いた。すると雨宮課長がスーツ姿のままいきなり横になって、私の膝の上に頭を置く。
これって……膝枕……。
私よりも七歳年上で、会社の上司で、同居人で、いつも私の心配ばかりしている、しっかり者の雨宮課長が、子どもみたいに私の膝で膝枕をしている。
なんて、無防備な姿なんだろう。
なんか胸がキュンとする。
「石鹸の匂いがする。奈々ちゃん、お風呂上がり?」
横になったままの雨宮課長が私を見上げる。
「はい。今、出た所で」
「一緒に入りたかったな」
えっ……。