雨宮課長に甘えたい【2022.12.3番外編完結】
雨宮課長が「お気に入りのお店」だと言って連れて来てくれたのは、日比谷からタクシーで10分程の所にある古民家を改造して作られた釜めし屋。
中に入ると、ほのかに木の香りがして、まだ新しそう。
焦げ茶色の落ち着いた色あいと、オレンジ色の照明が洒落た雰囲気を醸し出している。
女性受けしそうなお店。
焦げ茶色の木の壁で囲われたテーブル席は半個室になっていて、デートにはもって来いってかんじだし。
雨宮課長はいつも誰と来ているんだろう?
「中島さん、どうしたの?」
案内されたテーブル席の前で突っ立たたままの私に、雨宮課長が不思議そうに右眉を上げる。
「あ、いえ。素敵なお店だと思って。インテリアを見ていたんです」
ニコッと微笑むと、雨宮課長がほっとしたような笑みを浮かべた。
「中島さんに気に入ってもらえて良かった」
雨宮課長、誰と来るんですか?
女の人と2人きりで来るんですか?
なんて事、聞けないな。嫉妬しているみたいだし。
中に入ると、ほのかに木の香りがして、まだ新しそう。
焦げ茶色の落ち着いた色あいと、オレンジ色の照明が洒落た雰囲気を醸し出している。
女性受けしそうなお店。
焦げ茶色の木の壁で囲われたテーブル席は半個室になっていて、デートにはもって来いってかんじだし。
雨宮課長はいつも誰と来ているんだろう?
「中島さん、どうしたの?」
案内されたテーブル席の前で突っ立たたままの私に、雨宮課長が不思議そうに右眉を上げる。
「あ、いえ。素敵なお店だと思って。インテリアを見ていたんです」
ニコッと微笑むと、雨宮課長がほっとしたような笑みを浮かべた。
「中島さんに気に入ってもらえて良かった」
雨宮課長、誰と来るんですか?
女の人と2人きりで来るんですか?
なんて事、聞けないな。嫉妬しているみたいだし。