雨宮課長に甘えたい【2022.12.3番外編完結】
付箋は4枚貼られていた。
メモの中身は「中島さん、お疲れ様。雨宮課長から話は聞いた。庶務係の心配はいらないからな。 風見」「お疲れ。中島ちゃんの仕事はこっちでやるから、今は宣伝の仕事がんばってね。 栗原」「中島さん、お疲れ様です。庶務係のお仕事はいつでも教えるので心配しないで下さいね♡ まりえ」「中島さん、お疲れ様です 後藤」というみんなからのメッセージだった。
メモを読んでいたらうるっと来た。
異動して来たばかりの私をこんなに気遣ってくれるとは思わなかった。
みんなの優しさが胸に沁みる。
宣伝部にいた頃、お疲れ様なんてメモ、もらった事なかった。それに書いた事も。
今思うと、チーフの自分一人だけが頑張っている気でいた。自分以外の人間は全然頑張っていないように見えた。だから、なんでそんな簡単な事も出来ないのって、よく言っていた。
私も阿久津みたいに宣伝部のみんなに圧力を与える存在だったかもしれない。
久保田にも追い詰める事言ってた。
今日も追い詰めてしまったかも。
私を頼ってくれたのに。
ああ、自分が嫌になる……。
メモの中身は「中島さん、お疲れ様。雨宮課長から話は聞いた。庶務係の心配はいらないからな。 風見」「お疲れ。中島ちゃんの仕事はこっちでやるから、今は宣伝の仕事がんばってね。 栗原」「中島さん、お疲れ様です。庶務係のお仕事はいつでも教えるので心配しないで下さいね♡ まりえ」「中島さん、お疲れ様です 後藤」というみんなからのメッセージだった。
メモを読んでいたらうるっと来た。
異動して来たばかりの私をこんなに気遣ってくれるとは思わなかった。
みんなの優しさが胸に沁みる。
宣伝部にいた頃、お疲れ様なんてメモ、もらった事なかった。それに書いた事も。
今思うと、チーフの自分一人だけが頑張っている気でいた。自分以外の人間は全然頑張っていないように見えた。だから、なんでそんな簡単な事も出来ないのって、よく言っていた。
私も阿久津みたいに宣伝部のみんなに圧力を与える存在だったかもしれない。
久保田にも追い詰める事言ってた。
今日も追い詰めてしまったかも。
私を頼ってくれたのに。
ああ、自分が嫌になる……。