だいたい死ぬ悲運の王女は絶対に幸せになりたい!〜努力とチートでどんな運命だって変えてみせます〜
124.悪友は巡り会う。
それは降り積もった雪で子供達が遊ぶなんて事ない昼間の事だった。
七人目の被害者が出てしまった。それは城に勤める四十代の赤茶色の髪の男。自宅への帰宅途中に近くの通りで殺されたらしい。……恐らく、本来八人目の被害者となる筈だった人だ。
七人目の被害者らしき伯爵夫人と九人目の被害者らしきクラリスをとりあえず皇宮で匿っているので、恐らく繰り上がりで七人目として殺されてしまったのだろう。
分かっていたのに救えなくて、大変申し訳なく思う。私に出来る被害者達への最大の償いは、少しでも早く犯人を見つけて捕まえる事だろう。
しかし正体も何も分からない犯人をどう見つけ、捕まえるというのか。答えは簡単だ。
「潜入捜査は基本中の基本、よね!」
七人目の被害者が出てしまった日の夜。
私は夜が更ける前に帝都の大通りにある宿屋に向かった。ちなみに髪の色も久々に桃色に変えている。
寒いけど窓を開けて、私は外の様子に目を光らせる。ここだとある程度大通りの様子が見えるので怪しい人物などが現れたならばすぐに分かる事だろう。
実はこんな感じで、私、マクベスタ、イリオーデ、師匠とそれぞれ別れて各通りの監視を行っているのだ。何かあれば上空に魔法をぶちかましてお互いに知らせると決めて。
ハイラとナトラとシュヴァルツも最初はこちらに来ようとしていたのだが、それでは皇宮が心配だからと皇宮に残ってもらった。
勿論この作戦を発案した時は皆に危ないと大反対された。しかし、
『私は腐ってもこの国の王女だもの。これ以上私の民が犠牲になるのは見過ごせないわ』
と何とか皆を説得し、こうして潜入捜査……というか張り込みを行う事になったのだ。
ハイラが用意してくれたサンドをもぐもぐと頬張りながら通りを見ているのだが……人っ子一人いない。怪しい人物なんて、何処にもいない。
七人目の被害者が出てしまった。それは城に勤める四十代の赤茶色の髪の男。自宅への帰宅途中に近くの通りで殺されたらしい。……恐らく、本来八人目の被害者となる筈だった人だ。
七人目の被害者らしき伯爵夫人と九人目の被害者らしきクラリスをとりあえず皇宮で匿っているので、恐らく繰り上がりで七人目として殺されてしまったのだろう。
分かっていたのに救えなくて、大変申し訳なく思う。私に出来る被害者達への最大の償いは、少しでも早く犯人を見つけて捕まえる事だろう。
しかし正体も何も分からない犯人をどう見つけ、捕まえるというのか。答えは簡単だ。
「潜入捜査は基本中の基本、よね!」
七人目の被害者が出てしまった日の夜。
私は夜が更ける前に帝都の大通りにある宿屋に向かった。ちなみに髪の色も久々に桃色に変えている。
寒いけど窓を開けて、私は外の様子に目を光らせる。ここだとある程度大通りの様子が見えるので怪しい人物などが現れたならばすぐに分かる事だろう。
実はこんな感じで、私、マクベスタ、イリオーデ、師匠とそれぞれ別れて各通りの監視を行っているのだ。何かあれば上空に魔法をぶちかましてお互いに知らせると決めて。
ハイラとナトラとシュヴァルツも最初はこちらに来ようとしていたのだが、それでは皇宮が心配だからと皇宮に残ってもらった。
勿論この作戦を発案した時は皆に危ないと大反対された。しかし、
『私は腐ってもこの国の王女だもの。これ以上私の民が犠牲になるのは見過ごせないわ』
と何とか皆を説得し、こうして潜入捜査……というか張り込みを行う事になったのだ。
ハイラが用意してくれたサンドをもぐもぐと頬張りながら通りを見ているのだが……人っ子一人いない。怪しい人物なんて、何処にもいない。