ループ11回目の聖女ですが、隣国でポーション作って幸せになります!2
たしかに、真正面から欲望をぶつけられるのはあまりいい気はしなかったけれど、エドのためだと思えば頑張れた。それが、無理につながっていたのだろうか。
「貴族達の話をよく聞いてくれていることも知っている。でも、シアひとりが負担に感じる必要はないんだ」
今度は、突き放された。まるで、頭を殴られたみたい。友情以上を望んだことはなかったのに、エドにとっては迷惑だっただろうか。
「自分のことは、自分でできる。シアはよけいな気を回す必要はないんだ」
突き放された。完全に突き放された。話は終わったと言わんばかりに、エドは向きを変えた。
「あの、陛下……」
呼び止めたら、こちらに向き直ってくれたけれど、その先を続けることはできなかった。黙り込んでいたら、ポンと頭に手が置かれる。
「俺は俺でちゃんとやっている。シアも、少しは休め」
次の言葉を見つけ出せないでいるうちに、彼は身を翻して行ってしまった。残されたシアは、うなだれた。
エドとの距離が遠くなってしまったような気がして、胸が痛い。
「貴族達の話をよく聞いてくれていることも知っている。でも、シアひとりが負担に感じる必要はないんだ」
今度は、突き放された。まるで、頭を殴られたみたい。友情以上を望んだことはなかったのに、エドにとっては迷惑だっただろうか。
「自分のことは、自分でできる。シアはよけいな気を回す必要はないんだ」
突き放された。完全に突き放された。話は終わったと言わんばかりに、エドは向きを変えた。
「あの、陛下……」
呼び止めたら、こちらに向き直ってくれたけれど、その先を続けることはできなかった。黙り込んでいたら、ポンと頭に手が置かれる。
「俺は俺でちゃんとやっている。シアも、少しは休め」
次の言葉を見つけ出せないでいるうちに、彼は身を翻して行ってしまった。残されたシアは、うなだれた。
エドとの距離が遠くなってしまったような気がして、胸が痛い。