ループ11回目の聖女ですが、隣国でポーション作って幸せになります!2
遺跡の方も、今は少しずつ道具を運び込み、記録を取って研究が進められているそうだ。
シアが見てわかるかどうかは疑問だけれど、少しずついい方向に向かっているのを実感できるのはありがたい。
エドと並んで歩く。こんな時間が、いつまでも続けばいいのに。
「ねえ、エドさん。ずっと、こうしていられたらいいですね」
思わず口から漏れたのは、本音。
エドと一緒にいられたら、きっとずっと楽しいだろう。エドの一番近い友人、その立場を守ることができたなら。
(……本当に?)
とっくに気づいている。他の人達にも気づかれている。
シアの気持ちが、友情ではないものに変化しているということを。
けれど、エドの答えは、シアが期待していたものとはまるで違っていた。
「俺は嫌だ」
まさか、拒まれるとは思っていなかった。たしかに、図々しかったのかも。
しゅん、としてしまってうなだれる。
今の今まで持っていたワクワクとしていた気持ちは、完全にどこかに行ってしまった。
「……そこまで嫌がられるって思ってませんでした」
シアが見てわかるかどうかは疑問だけれど、少しずついい方向に向かっているのを実感できるのはありがたい。
エドと並んで歩く。こんな時間が、いつまでも続けばいいのに。
「ねえ、エドさん。ずっと、こうしていられたらいいですね」
思わず口から漏れたのは、本音。
エドと一緒にいられたら、きっとずっと楽しいだろう。エドの一番近い友人、その立場を守ることができたなら。
(……本当に?)
とっくに気づいている。他の人達にも気づかれている。
シアの気持ちが、友情ではないものに変化しているということを。
けれど、エドの答えは、シアが期待していたものとはまるで違っていた。
「俺は嫌だ」
まさか、拒まれるとは思っていなかった。たしかに、図々しかったのかも。
しゅん、としてしまってうなだれる。
今の今まで持っていたワクワクとしていた気持ちは、完全にどこかに行ってしまった。
「……そこまで嫌がられるって思ってませんでした」